フリータイムコースの「初心者」の授業。よく、「基本のしつけ(初級)」とどう違うのですか？という質問を受けます。
「基本のしつけ(初級)」では、オスワリやフセ、マテなどの教え方や、実践がメイン。わんちゃんに指示を教えていきます。
「初心者」の授業は、指示を出すしつけを行うために、指示を出す人=飼主さんを好きになる、飼主さんに興味を持つ、といった内容がメインになります。
例えば、飼主さんのそばにいるといい事がある、安心する、ということを教えるために、名前を呼んで、そばにいたら、にっこり笑顔で誉めてあげる。わんちゃんも嬉しくて、飼主さんの方を見てくれたらさらにニッコリ。何も指示を出さなくても飼主さんのそばにいる練習を行います。
その為にはおやつを使ってもOK。この人のそばにいたらおやつがもらえる、ということをきっかけに飼主さんに誉められる喜びや、顔を見上げるといい事がある、ということを覚えます。
うれしくて飛びついてもOK。そばにいて、飼主さんを見上げたらニッコリ誉めてあげましょう。ただし、そばに来た時よりも飛びついた時の方がたくさん誉められると、飛びつき癖がついてしまいます。過剰に喜び過ぎないよう注意しましょう。
オスワリやフセなど教えることは大事ですが、強制的にやらせようとしてもうまくいきません。わんちゃんは好きな人に誉められて何をすべきか覚えていきます。なので、やみくもにいうことを聞かせようとする前に、まずわんちゃんとの絆を作りましょう。
